旅はBirdyを連れて(2)

 ここリモーネピエモンテは、イタリアはピエモンテ州の南の端、東のフランス国境に位置する山のリゾート地です。リモーネというのは、レモンという意味で、レモンの産地で、レモンリキュールが出来ます。
 ピエモンテとは、山の裾という意味で、州都のクーネオは、なんとなく大町を都市にしたという感じのところで、雪を頂いた山がせまる、なんともいい感じの町です。

 ピエモンテというと、日本ではピエモンテ産のワインでのみ名が知られいるだけですが、それだけではなく、リモーネピエモンテは、スキーで有名なところです。
 ホテルのマネジャーのベッペさんが、見せてくれたアルバムで、なんとなく見覚えのある顔があると思ったら、なんとあのステンマルクでした。彼はいつもここにきていたのだそうです。

 この界隈では今のところ、日本人観光客はもちろん、日本人には全くお目にかかりません。珍しいせいかジャポネはけっこう親切にしてもらえるようです。
 2006年の冬季オリンピックは、トリノで開催されるのですが、ここもコースに使われます。そのときになったら、日本にも名が知られ多くの日本の観光客が現れることでしょう。そして、ミラノの現在のように、日本人というだけでぞんざいに扱われるようになるのではないかと、少し心配しています。

 いま投宿しているホテル・エクセルシオールは、滞在型のホテルで、台所などが完備しています。もとモナコ王子の別荘だったところだそうです。
 国境のトンネルを抜けてワインディングを走り下ると、リグリア海岸のベンティミリアにいたり、ここから高速道路を走るとすぐにモナコです。リモーネから二時間足らずで着いてしまいます。高速道路代は、1.8ユーロ(約200円)でした。

 モナコにBirdyを持って行かなかったのは正解でした。モナコでは自転車で走れるところはあまりありません。なにしろ
斜面に張り付いたような国なのですから。
 モナコグランプリが迫っているようで、準備がたけなわのようでした。
 この国では至る所に公営のパーキングがあり、ほとんどが地下五階(ー5と表示)くらいの規模で設備は大変完備しています。料金は安く一時間までは無料です。スーツケースは、サムソナイトのいいのが買えました。155ユーロとは、アムステルダム空港のほぼ半値近い値段で、信じられない安さでした。

 Birdyですが、今日は昼過ぎから、この前とは反対側のホテルの裏山のコースを走りに出かけましたが、やはり急すぎるダートの道で、非力なエンジンのぼくでは走行不能、登りの2/3は、やはり押し歩き、持ち歩きに終始しました。このコースは、今日のようにエスケープしなければ、2300mほどの縦走路につながるので、山歩きとしては面白いと思いましたが、今はまだ雪があります。

河出文庫表面.JPG
会社から、『なんで山登るねん』文庫版のサンプルが送られて来たとのメールがはいりました。表紙、裏表紙のスキャン画像が付いていましたが、その文がなんともすごいので、添付します。

 当地は、明日が最終日。クーネオに行く途中にあるランチアのディーラーで、日本では入手が困難な部品などを購入する予定。
明後日早朝に、車でニースに出て、空路アムステルダムへ。汽車でベルギーのブルージュに向かいます。
高田直樹

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