1月12日
いやぁ、まいったまいった。
雪不足とは聞いていたけど、これほどとは思わんかった。
雪はひとひらも、ひとかけらも降る気配なし。
周りの山々はまるで晩秋の装いというところ。
今年から新設されたピカピカのゴンドラが、誰も乗らないまんま空しく動いていた。
気の毒になって、スキーを持たないまま乗ってみた。まあ様子見ぃちゅうとこで。
昼時だったので滑っている人はほとんどなし。
短靴のまま、転倒せぬよう必死の思いで凍ったゲレンデの斜面を横切り、下に見えるレストハウスに行ってみると、年寄りがほとんどの数十人が休憩しているだけでした。
まあ、10分の一以下の3コースのみしか滑れないんだからしゃあないでしょう。
1月13日
スキーは諦めて、部屋にこもって読書。
白州次郎関係の本を3冊持って来たのでそれを読む。
また、NHKイタリア語会話をDVDに収めたものを持って来たので、それでお勉強。
でも右から左に忘れます。
これにも飽きて、下の町クーネオにショッピングに出かけ、馴染みの帽子屋さんでボルサリーノを2個買いました。
一つは、友人の歯医者屋さんのもの。もう一つはぼくのパナマ帽で、日本ではとんでもなく高い代物。
それにしても、ユーロの高さには閉口です。
5・6年前は110円ほどだったのに、今は160円を越えています。
日本の好景気という話は嘘のように思えてくる。
日本は、アメリカと一緒にどんどん傾いて行っているような気がしてきました。
スーパーの酒売り場にも変化が見られます。
むかし大量にあった大瓶の徳用ワインが少なくなり、昔はなかったブーブクリコやモエシャンドンといった上等のシャンペンが並んでいます。
これは何を意味するのかな。